北海道:相泊~知床岬 2017.8.13-14
7年前に5泊6日でルサ川、知床沼から知床岬まで縦走した時、「次回は羅臼の海岸線から!」と、思い続け、
3年越しでやっと辿ることが出来ました。とは言え、またまたお天気に翻弄され、1泊2日で頑張ることに。
13日 まず、一昨年の知床沼行以来の観音岩に向かいます。相
変わらず、石ころを敷き詰めた海岸は歩きにくく、足に答
えます。ちょっと油断するとバランスを崩し2度も扱けて打
撲だらけです。ずるずる滑る観音岩の巻きをロープ頼りに
越すとウナキベツ川。橋は昨年の大雨で流され、倒木に
乗って渡りました。「トッカリ瀬」あたりから先はは引き潮の
時しか海岸線通しには行けません。今回は引き潮に合わ
せて出発したので問題無し?でも、飛び石は沢靴に履き替
えていても昆布の上に乗ると滑るので、かなりビビります。
モイレウシ付近も引き潮の時には快適に歩けます。でも、
ヘツリはホールドもスタンスも細かく、海にボッチャンしそう
で真剣そのもの!なのに、ペキンの鼻の通過では腰まで
浸かればへツれる所で足場が見つからず、ボッチャンして
泳いでしまいました!後でわかったのですが、その時、カ
メラの予備電池を海水に浸けてしまい、使えなくしてしまい
ました。(ショック!)もう今日はここでテント、と思っていた
滝の川は下が斜めっていたので、頑張って念仏岩の洞穴
まで行きました。本日の行動時間は12時間でした!!
14日 「朝ご飯が無い!」焦りました!共同装備を振り分けた時、
朝食を入れるのを忘れてしまったのです。桜井さんから
ラーメン3食を分けていただき、助かりました。さすがに、
朝食抜きは厳しいです。念仏岩は泳げば3分なのですが、
気温が低く、朝一の泳ぎは勘弁!50分かけて、かなり危
険な高巻をしました。そして、最後の難所が「カブト岩」。
粘土質で濡れたズルズルを必死て登ると一面、トウゲブ
キやハナイカリの咲く草原。ゆっくり登って行った先のコル
で単独の先行者が懸垂の支点工作をしています。今回の
知床岬行の為に、ロープやスノーバー、ヌンチャク等買い
揃えて来たそうなのです。でも、懸垂支点、ちょっと変!お
まけにズルズル、ガラガラの急な160mの下りを30mロー
プで懸垂下降しようとしている。(1度に15mしか下れませ
ん)私たちのロープを2本足して80mとし、1本懸垂で下り
て行きました。私たちは、と言うと、このロープを借りてゴボ
ウ(ロープを掴んで下りる)で下りました。翌日はしっかり腕
の筋肉痛でした!これが終わると後はゆっくり歩いて赤岩
番屋です。荷物を置いて岬を目指します。が、行く手に
“ヒグマ”この辺りを住処にしている通称『パンダ熊』です。
そ~っと後ろから付いて行き、少し山の方に行ってくれたと
ころで追い越しました。先端の少し手前から台地に乗った
途端、全員大感激!広~い台地一面真っ黄色!トオゲブ
キの群落です。その先に懐かしの灯台、そして、アブラコ
フ湾。還暦を過ぎた4人の挑戦は終わりました!
13日 5:50相泊、7:40観音岩、9:00トッカリ瀬11:05モイレウシ、
15:00ペキンの鼻、17:35滝の川、18:00念仏岩
14日 6:30念仏岩、8:30-10:25カブト岩通過、11:00赤岩番屋、
12:10知床灯台、12:45岬の看板、14:00赤岩番屋、(18:00相泊) .....
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